2011-04-16

国際医療福祉大学災害時ボランティアプロジェクトチームのこと第2弾

しばしの休止状態にあったプロジェクトチームの再開に向けての会議が昨日行われました。今後の動きについて、ひとりひとりが自分には何ができるだろうかという正直な思いを語るところから会議は始まりました。
チームの動きを生みだす中で、このひとりひとりの思いをメンバーがしっかりと受けとめることはとても大事な部分です。このあたりを丁寧に追う姿勢がいいなと思いながら同席しておりました。

 さてチームは拠点をリハビリテーションセンターボランティアセンターから、大学ボランティアセンターに移す形で稼働していきます。3月14日?3月31日までを第1期とし、4月以降を第2期体制としました。
 第1期を立ち上げた学生たちは卒業していき、後を引き受けた学生たちも4年生。実習や国家試験、就職活動等で、フルに動くことは難しくなります。他の学年も平日は授業があるわけですから、プロジェクトの動きは土、日のかたちになっていかざるをえません。通常の各サークル活動の展開もはからなければなりません。そのほかいろいろと出てくる課題はありますが、大学自体が学生のボランティア活動推進をより積極的に進める姿勢がはっきりと出てきました。その背景には国からの通達があることもあろうかと思いますが、福祉大学の場合は、今回の学生たちが自ら生みだしたこのプロジェクトチームの動きが大きく作用していると思われます。

 第2期体制の特徴として、今後は大学、ボランティアセンター(大学・リハセン)、学生が、今まで以上の一体感・連携を取る形で稼働していくであろうということです。
そのコーディネーションの部分は今度はボラセンがしっかりと担うことで進めていくことを昨日の会議で確認しました。
今月23日から、現地での泥出し作業に、大学がバスを出し、教員も一緒に行動するという動きからまずは始まります。

 学生の主体性を尊重しながらコーディネーションしていく?ボランティアコーディネーターとしては心を砕く部分ではあります。
信条として、ボランティア活動者の主体性を引き出すには、コーディネーターはより主体的であらねばならないと考えてきました。「あなたはどうしたいの?」と活動者に聞く前に、自分はどうしたいのかを根本的なものとしてもっておくことが必要です。
特に今コーディネーターとしては、早瀬さんのいう「当事者となる」覚悟をもって、仕事をするときであると強く思っています。

 このブログを読んで下さる皆さんも、きっと何らかの形で頑張ってくださっていることでしょう。長期戦になりますね。頑張っていきましょう。



 



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