2011-03-19

皆さんご無事でしょうか?

大変な状況下となっております。11日以来ブログを書いている余裕はまったくありませんでした。皆様方のほうもさぞかしいろいろなことをくぐりぬけている状況であろうと
思います。

 国際医療福祉リハビリテーションセンターボランティアセンターボランティアセンター
において、3月14にち、国際医療福祉大学災害時ボランティアプロジェクトチームがたちあがりました。「僕にもできることがあるでしょうか?」と1名の学生が私のところにやってきて、「そうだね、一緒にやろう!」と動きはじめて、その日のうちに70名を超える学生の輪が出来ました。翌日には大学のボランティアセンターとリハセンターボランンティアセンターの一本化がはかられ、災害時ボランティアセンターとしての機能を稼動させました。そして学生の輪は18日現在で523名。
 学生たちが自分たちでボランティアコーディネーションしていくさまは圧巻です。
津波で家を失ったり、家族が苦境の中にある学生も多くいて、「当事者となる」意識はどんどん増幅していきました。
入院中にもかかわらず、ベッドの上からこの動きを発信してくれている学生もいます。
O・D君ありがとう!そしてみんなありがとう!明日もがんばろうね。

 活動内容
  近隣社協災害時ボランティアセンターでの活動
   ・避難所支援
   ・被災家屋の片付け手伝い
  関連施設内の被災者支援
  とちぎボランティアネットワークの災害支援活動への協力(炊き出し用物資調達)
  などなど、毎日100人の実質的活動者を送りだしています。
 
 つい先ほど、連絡がとれず本当に心配だった方から「無事」との電話があり、嬉しくて座りこんでしまいました。

 

 


  

2011-03-11

3月11日

いまだかつて経験したことのない恐ろしい揺れ。物は倒れパソコンはじめ、このボランティアセンター内はロッカーのものもみんな飛び出し、机類はあちこちに。午後4時前。最初の大きな揺れが何時だったのかわかりません。ここは福祉施設ですので、まずは入居者の方々の安全確認や、屋外に非難させることに全職員が一丸となって動く中に私も当然のことながらいました。幸いにも全施設(8つある)に怪我人等はいないようです。まだ余震が何度となくきています。皆さんの無事を祈っています。

2011-03-05

実践現場で本当に役に立つ~おススメの本

なかなか毎日の投稿というわけにはいかないのですが、閲覧回数が1000回を超えました。訪問してくださっている皆様に感謝です。その感謝をこめてご紹介したい書籍5冊があります。ボランティアコーディネーション業務や、市民活動の場面で本当に役にたってくれています。実践現場で即使える本です。

1ファシリテーション・グラフィック

 2006年9月22日 1版1刷
 2010年7月7日   11刷
   著者 堀 公俊 ・加藤 彰

*議論を「見える化」する技法
   ~議論を描けば会議が変わる!
*ボランティア活動者の拠点としてもあるボランティアセンターですので、ここで学生グループも社会人グループも定例会やミーティングを行います。コーディネーターとして必ず伝えるのがこの手法です。いまやごく当たり前の感覚で使いながら話し合う姿が展開されています。

2チーム・ビルディング

 2007年7月17日 1版1刷
 2010年2月5日    4刷
   著者 堀 公俊 ・加藤 彰 ・加留部貴行

*人と人を「つなぐ」技法
   ~メンバーのハートに火をつけろ!
*学生リーダーに必ず読ませる本です。
人と仲良くしましょう、いい仲間作りをしようといっても、本当のところはどうすればいいのかわからない~その具体的な手法が満載されています。
*この本が発行された年に、著者の加留部さんに栃木県教育センターで「ファシリテーション講座」講師をお願いしました。(2年連続でやっていただきました)


3ワークショップ・デザイン

 2008年6月9日 1版1刷
 2010年6月3日   4刷
   著者 堀 公俊 ・加藤 彰

*知をつむぐ対話の場づくり
   ~楽しいからこそ成果が生まれる!
*プログラムを作っていくときの強い味方になってくれます。

4ロジカル・ディスカッション

 2009年12月4日 1版1刷
 2010年9月3日    3刷
   著者 堀 公俊 ・加藤 彰

 *チーム思考の整理術
   ~こうすれば議論がまとまる

5教育研修ファシリテーター
 2010年10月13日 1版1刷
   著者 堀 公俊 ・加留部貴行

 *組織・人材開発を促進する
   ~おもしろい!身につく!役にたつ!

 さてさていかがでしょうか?
それぞれの活動の中に、あるいは現場に取り入れていく方法として、上記の本をテキストとして、みんなで勉強会をはじめるところから入ってはいかがでしょう。
自分だけが本をよんで学ぶだけではだめで、いい知識、スキルを共通でもっていること
そして使いこなしていくことで、物事の促進度はより増すはずです。

 それにしても、次々と実践的な本を発行してくださることにも「ホント助かる・勉強になる」と感謝したいです。コーディネーターの手引書でもあると思っています。
先日の全国ボランティアコーディネーター研究集会で加留部さんにお会いした時、「いい本ですね。こんなの欲しかったです!」と申し上げたら、「そうでしょう!そうでしょう!」と満面の笑みで答えてくださいました。

 なお発行所は5冊とも「日本経済新聞出版社」です。
  〒100-8066
東京都千代田区大手町1-3-7
Tel03-3270-0251

 

     

2011-03-04

地方にいてもできることがある

今朝のテレビで紹介されていたことです。小さいころ仮面ライダーに憧れていた人が、仲間とともに「サクライダー」として幼稚園を訪問したり、ヒーローショーを通して地域を元気にすることに頑張っている様子をカメラが追っていました。いまや地域の中で本当にヒーローとなっています。「またきてねー!」という子供たちの声に逆に元気をもらうとのこと。それぞれに普段の仕事をこなしながらの活動展開。「大変ではありませか?」というアナウンサーの問いに、「いえ、仲間に恵まれているので、大丈夫です。」と答えていました。

 仲間に恵まれる~この幸せ感はよくわかります。ボランティアや市民活動、趣味のサークルであっても、この醍醐味を知ってしまうと、まさしく「寝ても覚めても市民活動(早瀬昇著)」状態にハマッテいくのです。ハマッテ、ハマッテ私などはボランティアコーディネーターまでしております。さらにサクライダーは、「地方にいてもできることがある」と結んでいました。そうなのです。全国各地で、もちろんこの栃木県でも、地方にいてもできることがある、いや地方であればこそできること、やらねばならないことがあると頑張っている人々がたくさんいます。そのひとりとしてありたいと願っている私です。